iDeCoは2026年12月分の掛金から、会社員の拠出限度額が大きく引き上げられます。企業年金のない会社員なら月2.3万円→6.2万円。年収500万円で満額拠出すると、節税額は年41,700円から年112,300円に増えます。何がいつ変わるのかを整理しました。
更新日:2026年11月5日
東京都・協会けんぽ・39歳以下・独身の会社員として計算。利回りは仮定で、元本確保型を選ぶと増えません。運用益は非課税ですが、受け取るときは退職所得・雑所得として課税されます。
掛金を増やすには、金融機関(運営管理機関)に「加入者掛金額変更届」を出します。手続きの時期によっては12月分に間に合わないこともあるので、早めに確認しましょう。
iDeCoの掛金は翌月26日ごろに引き落とされ、引き落とされた年の所得控除になります。2026年12月分は2027年1月の引落しなので、2026年分(今年の年末調整)は従来の上限、増額の効果が出るのは2027年分(2027年の年末調整・2028年度の住民税)からです。
| 年収 | 月2.3万円 | 月6.2万円 | 増える節税額 |
|---|---|---|---|
| 400万円 | 41,700円 | 112,400円 | +70,700円 |
| 500万円 | 41,700円 | 112,300円 | +70,600円 |
| 600万円 | 55,800円 | 137,300円 | +81,500円 |
| 800万円 | 84,000円 | 226,300円 | +142,300円 |
| 1000万円 | 84,000円 | 226,400円 | +142,400円 |
計算の前提:給与収入のみの会社員(東京都・協会けんぽ・39歳以下・独身・扶養なし)。所得税は令和8年分の制度(復興特別所得税2.1%込み)、住民税は所得割10%+均等割で、年収別の手取りと同じ計算エンジンです。掛金は引き落とされた年の控除になります。
2026年12月分の掛金(2027年1月引落し)から適用されます。企業年金のない会社員は月6.2万円、公務員は月5.4万円、自営業は月7.5万円まで拠出できます。
できません。12月分の掛金は翌年1月に引き落とされるため、増額分の控除は2027年分からです。2026年分の年末調整は、2026年1〜12月に引き落とされた掛金(払込証明書の金額)で申告します。
年74.4万円拠出すると所得税37,900円・住民税74,400円で、年112,300円の節税です。月2.3万円(年41,700円)より70,600円増えます。