勤続30年で退職金2,000万円を受け取ると、退職所得控除は1,500万円です。控除後の500万円の半分(250万円)にだけ税金がかかり、所得税155,702円・住民税250,000円を引いた手取りは19,594,298円(税負担率2.0%)です。
更新日:2026年11月5日 / 国税庁 令和8年分 源泉徴収税額表(退職所得)で計算
計算の前提:一般の退職手当等(勤続5年以下は短期退職手当等、役員は特定役員退職手当等)として、その年に受け取る退職金がほかにない場合の概算です。「退職所得の受給に関する申告書」を会社に提出していれば、所得税・住民税は退職金から天引きされて課税関係が終わり、原則として確定申告は不要です。
退職金は「長年の勤労への報酬」として、給与とは別に計算され(分離課税)、税金がとても軽くなるように作られています。
| 退職金 | 課税退職所得 | 税金(所得税+住民税) | 手取り | 税負担率 |
|---|---|---|---|---|
| 1,200万円 | 0円 | −0円 | 12,000,000円 | 0.0% |
| 1,600万円 | 500,000円 | −75,525円 | 15,924,475円 | 0.5% |
| 2,000万円 | 2,500,000円 | −405,702円 | 19,594,298円 | 2.0% |
| 2,400万円 | 4,500,000円 | −932,422円 | 23,067,578円 | 3.9% |
| 3,000万円 | 7,500,000円 | −1,861,869円 | 28,138,131円 | 6.2% |
勤続30年なら15,000,000円まで非課税です。それを超える部分も半分にしか税金がかからないので、税負担率は低く抑えられます。
| 勤続年数 | 退職所得控除 | 税金 | 手取り |
|---|---|---|---|
| 勤続25年 | 11,500,000円 | −856,372円 | 19,143,628円 |
| 勤続28年 | 13,600,000円 | −547,172円 | 19,452,828円 |
| 勤続30年 | 15,000,000円 | −405,702円 | 19,594,298円 |
| 勤続32年 | 16,400,000円 | −271,890円 | 19,728,110円 |
| 勤続35年 | 18,500,000円 | −113,287円 | 19,886,713円 |
退職所得控除は勤続20年までは1年40万円、20年を超えると1年70万円ずつ増えます。
計算の前提:一般の退職手当等(勤続5年以下は短期退職手当等、役員は特定役員退職手当等)として、その年に受け取る退職金がほかにない場合の概算です。「退職所得の受給に関する申告書」を会社に提出していれば、所得税・住民税は退職金から天引きされて課税関係が終わり、原則として確定申告は不要です。
退職所得控除15,000,000円を引いた残り5,000,000円の1/2(2,500,000円)が課税対象で、所得税155,702円・住民税250,000円がかかり、手取りは19,594,298円です。
勤続30年の退職所得控除額は15,000,000円なので、退職金がこの額以下なら所得税・住民税はかかりません(一般の退職の場合)。
会社に「退職所得の受給に関する申告書」を出していれば、正しい税額が天引きされて課税関係は終わるので、原則として確定申告は不要です。出していない場合は20.42%が天引きされるため、確定申告で精算します。